思
いっきり勘違い。
それはあ
る休日の日のこと。
連絡もいれずにのだめのアパルトマンをおとづれると、中から男の人の声が聞こえてきた。
ドア
ノブに手をやってあけるのを躊躇う。
そこから聞こえてきたのは・・・・・
「ど
うデスか?」
「うん、いいね、もっとこう一人でオナニーをしないようにしないと・・・」
「んっ、
わかりマシタ・・・」
確かこの声って誰の声だっけ・・・・しかもオナ
ニーってなんだよ・・・・・まさか・・
俺は二人がしているところの想像をしてしまった。
今
すぐドアを開けるか・・・・・否か・・・・・
俺はごくんと唾を飲んだ。
そ
の時、たまたまアパルトマンに居た、ターニャが俺に気づいたのか声をかける。
「あれ?千秋、いたの?」
「あ、
ターニャ・・・」
少し青い顔をしていたのかターニャから、千秋、青いわよ、といわれてし
まった。
「それより、のだめの部屋にさっきメガネをかけた男が入っていったわよあれ、
誰?」
「え?メガネ?」
「背格好は千秋に似ていたかしら?どこかで見
たことあるのよねー」
「ターニャ、あれってほら、千秋と同じもう一人の日本人の指揮者だよ!名前なんていったっけ?」
部
屋から出てきたフランクが言う。
「っ!!!松田
さんじゃねーか!!なんで!!」
「そう、マツダ、マツダだよ!!」
俺
はおもいっきりドアを開けた。
ばぁん!!
「む
きゃ?先輩?」
「お、千秋くんじゃーん、おじゃましてたよ」
そ
こに居たのはのだめと松田さん。のだめはピアノのイスに座り、ピアノを弾いていて、ピアノのそばに松田さんがメガネをかけて立っていた。
「あ
れ・・・・・・・・?」
「先輩、顔が青いデスよ?どうかしたんですか?」
「あ、い
や・・・」
「ははーん、さては千秋、俺と変態ちゃんが一緒にピアノの練習してたから嫉妬し
たなー?」
にやにやと笑みを見せている松田さん。
まさかとんでもない
想像をしてたなんて、絶対に言えない。
というか松田さんとのだめのしているところなんて絶対に見たくない。
「い
や、なんでもないです・・・・」
「それより先輩何しにここに来たんですか?」
「え?」
「千
秋って毎日彼女のうちに来てるんだー」
そんなこといってないだろ!!
俺はきっと松田さんを
睨みつける。
「近くに寄ったからただきてみただけだよ!ところでなんで松田さんがいるんですか?!」
「あー、
俺もたまたま近くを通ったから千秋いるかなーって思って寄ったのはいいんだけどいたのは彼女一人だったからさーピアノ聞かせてもらってたわけーそれで
つ
いでにピアノ教えてたってこと」
「松田さん、ピアノも弾けるんですか・・・・・・・」
「まぁ、
いいや、そろそろかえるね、変態ちゃん楽しかったよ」
「ハイ、それじゃまたデス!」
手
をひらひらとふって、松田さんは帰っていった。
帰ったあと俺はすぐにのだめのそばによる。
「何か変なことされな
かったか!?」
「むきゃ?」
「ほら・・・胸とかさわられたりセクハラされたり・・・・」
「真
一君考えすぎデスよ、大丈夫デス・・・」
「そうか、良かった」
とりあえず安心した。
オ
ワリ